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  • 櫻木友紀

キャリアにブランクなんてない

春になったからか、最近「キャリアにブランクがあっても大丈夫!」「キャリアギャップのハードルを乗り越えて仕事に復帰!」等の表現を良くみかけます。

要は、仕事についていない、「何もしてなかった期間」があっても大丈夫よ、という背中を押した表現と思うのですが。


私はこの離職期間を「ブランク」とマイナスなトーンで使う風習に、とても、とーっても抵抗感があります。

若干怒りさえ感じます。


もう、「離職期間=何もしていない期間」と自己否定することは、やめませんか?


自分の人生において、「何もしてなかった時期」って存在するものでしょうか?

「仕事」という形ではないかもしれませんが、その期間で色々経験をして、感じて、考えて、次のステップとして仕事復帰を思ったわけで、それは無の期間ではないと思うのです。

今、「仕事復帰しよう」と思うことに繋がった貴重な期間だと思うのです。

逆に、会社にどっぷり浸かっていた人には見えていない視点を得ている強みがあるともいえる。

自分の人生の中で不要だったピースなんて、ないはず。


戦略的な理由がない限り、そんな宝をひそめた時期を「何もなかった期間」と扱わないで欲しいなと思います。


専業主婦の方々のように、離職されていた方が復職するのに、日本はハードルがあります。

私も、家の事情で残業が出来ないことを唯一の条件に派遣業務を探したところ、苦戦した経験があります。

そもそも、残業できるか否かより、9-5時の時間内の働き方を見て採用して欲しいものです(-_-;)


採用側が「離職期間=何もしていない期間」と評価するので、自然と「ブランクがあって」という表現をしているのかもしれませんが、それって鶏と卵だと思うのです。

ご本人が「何もない」と言っているところを、あえて掘り起こす必要性は低いですよね。


「数年間ブランクがあって」と自ら消して回ると、その期間での貴重な経験は本当に消えてしまいます。

せめて、自分は正々堂々と離職期間のことをキャリアの一部として語れるようにしませんか?


ちなみに、私はLinkedInのプロフィール欄などは製薬業界と現在のコーチ業が印象に残るように意図的に整備して書いていますが、今の私のキャリアに自信を持たせてくれているのは薬への愛情(笑)と、離職期間と派遣社員の3年間です。


自分の歩んできた日々に自信を持って欲しいなぁ、そんなことを思います。