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  • 櫻木友紀

専業主夫になろうかと思うんです

よく行くお店のスタッフの男性が退職するという。

技術者でもある彼は最近結婚したばかりで、お子さんがもうすぐ生まれる。


退職理由を聞くと、奥さんにキャリアアップを伴う地方転勤が決まり、ついて行くことにした。

出張も増えるので、出産後はしばらく自分が子どもを見ることにしようと思う、とのこと。

奥さんが、真剣にその仕事をしたいというので、キャリアは応援したいし。

ま、彼女の方が給料も良いですしね、と。


私の友人もパートナーが専業主夫をしていたし、外資系企業で海外から日本にくる女性リーダー達は、パートナーも一緒に日本に来る人も珍しくない。

世の中、育休を取りたい男性の相談も増えてきている。


なので、「へー、いいじゃん!奥さんも安心して仕事出来るし。今時専業主夫も増えてるし。大変だけど、お子さんとの貴重な時間だね」と伝えた。


でも、言った後にふと思った。


主語を置き換えてみると

「夫の転勤について行くことにしたんです。彼がその仕事をしたいと言うし、彼の方が給料も良いですしね。」

となり、そうなるとこれまで夫の転勤に伴い、止む無く退職していった数々の女性たちの諦めたような、「ホントは続けたかったのに」という顔が脳裏を過る。


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何気ないこの会話。

理由は分からないけれど、なんだかずっとモヤッている。


自分の中に、「そうそう、お子さん小さいうちは家に誰かいると安心だしね」「家庭を守ってくれる人がいると思いっきり働けるしね」「いいんじゃん?奥さん稼いでくれるんだったら」という先入観を感じたから?


「イマドキ、こういうケースが増えるっていいじゃん!」と短絡的に思ってしまったから?


彼が「専業主夫して楽できて楽しそう」みたいに思っていると懸念を抱いたから?(ぜんぜん楽じゃないぞ!!)


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と、ここまで書いて、結構1週間くらいこのモヤモヤは何だろう、と考えてみた。


明確な答えはないが、でも何となく、「妻のキャリアと子どもにとって、そりゃあ良いことだね!」という会話になっていて、辞める決断をした本人(話している本人)が置いてけぼりの会話だったことが原因なのかも、と思ってみた。


まぁ、彼は技術者で、「保育園に預けられるようになれば自分はいつでも働けますからね」、と言っていたし、実際そうなので良いのだが。


妙に、色々考えてしまった1週間でした。


注)写真はWixのもので、我が家のものではありません。癒される写真ですよね~